カリカリ大学芋の作り方を徹底解説!揚げ焼き・二度揚げ・飴のコツと失敗対策
大学芋を作ったのに、飴がベタベタしてしまったり、できたてはカリカリだったのに時間がたつとしっとりしてしまったりした経験はありませんか。スーパーで売られているような、外側はパリッと硬い飴、中はホクホクの大学芋を家庭で再現するには、さつまいもの下処理、揚げ方、砂糖の煮詰め方、冷まし方を使い分けることが大切です。
2026年10月3日放送のCBCテレビ「キユーピー3分クッキング」では、料理研究家のきじまりゅうたさんが、冷たい油からさつまいもをじっくり揚げ、しょうゆ入りの蜜を絡める大学芋を紹介しました。一方、All Aboutでは二度揚げとべっ甲飴を組み合わせる方法、クラシルでは少ない油で作る揚げ焼きのレシピが紹介されています。それぞれの特徴を押さえれば、手間や好みに合わせて理想の食感を目指せます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本のコツ:さつまいもの水気を拭き取り、低温で中まで火を通してから高温で二度揚げすると、表面がカリッと仕上がりやすくなります。
- 飴をパリパリにする方法:砂糖の水分を十分に飛ばし、薄く絡めたらクッキングシートに広げて冷まします。
- 時間がたつとしっとりする理由:さつまいもや空気中の水分が飴の層に移るため、硬い飴の食感は長時間維持しにくく、作りたてが最もおすすめです。
【基本レシピ】カリカリ大学芋の作り方!二度揚げと飴で食感を決める
外側の飴をパリッとさせたいなら、まずは揚げたさつまいもに砂糖を煮詰めた飴を薄く絡める方法がおすすめです。蜜をたっぷり絡める一般的な大学芋とは、砂糖の仕上げ方が異なります。
ここでは、家庭で作りやすい二度揚げ方式を基本に、飴の硬さを引き出す手順を紹介します。調理時間の目安は約30〜40分です。
材料(2〜3人分)
- さつまいも:300g
- 塩:小さじ1
- 水:500ml(塩水用)
- 揚げ油:適量
- 砂糖:60g
- 水:大さじ1
- サラダ油:小さじ1(飴の鍋に使用する場合)
- 黒いりごま:適量
砂糖と水の分量は、パリッとした飴を作るための目安です。しょうゆやみりんを加える場合は水分量が変わるため、後述する甘じょっぱい蜜の作り方を参考にしてください。
作り方1:さつまいもの下処理をする
さつまいもは皮付きのままよく洗い、1.5〜2cm程度の食べやすい大きさに切ります。切り方をそろえると火の通りにばらつきが出にくくなります。
水500mlに塩小さじ1を溶かし、さつまいもを5分ほどさらします。クラシルの「おやつに 基本の大学芋」でも、塩水にさらしてから二度揚げする方法が紹介されています。塩水による下処理は、表面のでんぷんを落とし、ほのかな塩味を加えるための工程です。
水を切ったら、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取ります。ここは省略しないでください。水分が残っていると油がはねやすくなるうえ、揚げた後の表面が乾きにくくなります。
作り方2:低温でじっくり揚げる
油を150℃程度に熱し、さつまいもを入れて5〜8分ほど揚げます。時間は大きさによって変わるため、竹串が無理なく通ることを目安にしてください。最初から濃いきつね色にする必要はありません。
一度取り出し、5分ほど休ませます。この間に余分な蒸気が抜け、次の揚げ工程に移る準備が整います。
作り方3:高温で二度揚げする
油を180℃程度に上げ、さつまいもを再び入れて2〜3分ほど揚げます。表面がうっすらときつね色になり、カラッとしたら取り出して油を切ります。
All Aboutの大学芋レシピでも、約150℃で柔らかくなるまで揚げた後、約180℃でもう一度揚げる方法が紹介されています。最初の揚げ工程で内部に火を通し、二度目で表面を乾燥させるという役割分担が、カリカリ食感を作るポイントです。
作り方4:砂糖を煮詰めて飴を作る
小さめのフライパンに砂糖60gと水大さじ1を入れ、中火で加熱します。砂糖が溶けて泡立ち始めたら、必要以上にかき混ぜず、フライパンを静かに傾けながら加熱してください。
泡が細かくなり、縁が薄いべっ甲色になったら火を止めます。色づき始めてからは焦げるまでの変化が速いため、鍋から目を離さないことが大切です。温度計を使う場合は、砂糖と水の配合に合ったレシピの温度を基準にしてください。
作り方5:手早く絡めて、重ならないように冷ます
揚げたさつまいもを飴に加え、全体に薄く絡めます。飴は冷えるにつれて固まるため、手早く作業するのがコツです。
クッキングシートを敷いたバットに一つずつ広げ、互いにくっつかないようにして冷まします。黒ごまは飴が固まりきる前に振ると付着しやすくなります。粗熱が取れて飴が硬くなったら完成です。

【作り方を比較】揚げ焼き・二度揚げ・冷たい油から揚げる方法の違い
カリカリ大学芋を作る方法は一つではありません。使う油の量や調理時間だけでなく、目指す食感によっても適した方法が変わります。重要なのは、揚げ方と飴の作り方を別々に考えることです。
| 調理方法 | 特徴 | 向いている人 | 食感のポイント |
|---|---|---|---|
| 揚げ焼き | 少ない油でフライパン調理 | 油の処理を簡単に済ませたい人 | 表面を広く焼き、十分に水分を飛ばす |
| 二度揚げ | 低温と高温の2段階で加熱 | 外側のカリッとした食感を重視する人 | 中まで火を通した後、表面を乾燥させる |
| 冷たい油から揚げる | さつまいもと油を一緒に加熱開始 | じっくり加熱してホクホク感も楽しみたい人 | 弱めの中火で内部まで火を通す |
| 揚げない方法 | 電子レンジやフライパンを活用 | 手軽さや油の使用量を優先したい人 | 焼き目は付けられるが、硬い飴の再現は別工程 |
揚げ焼きで手軽に作るならクラシルの方法
クラシルの「揚げなくてもOK! カリカリ大学芋」は、さつまいも250gに対して、調理用のサラダ油大さじ2と、蜜用の油大さじ1、砂糖60g、水大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ2を使うレシピです。調理時間の目安は約30分とされています。
少ない油で作れるため、鍋いっぱいに油を用意したくないときに便利です。ただし、この配合はしょうゆ入りの蜜を絡めるタイプ。砂糖だけで薄い硬質の飴を作る方法と比べると、仕上がりは甘じょっぱく、しっとりした蜜の食感が出やすくなります。
スーパーのカリカリ大学芋を再現するなら
スーパーで見かけるような、表面に飴が薄く付いた大学芋を目指すなら、二度揚げと砂糖を煮詰める工程を組み合わせる方法が有力です。
BuzzFeed Japanの「スーパーのあのカリカリ大学芋を再現」レシピでは、さつまいも250〜300gに片栗粉大さじ1をまぶし、サラダ油大さじ5〜6で揚げ焼きにする方法が紹介されています。砂糖、みりん、水、しょうゆを合わせたタレを使用し、調理時間は約30分、保存期間の目安は当日中です。
片栗粉を使うと表面に薄い衣ができるため、砂糖だけで作る飴とは異なるカリッと感が得られます。市販品の食感を再現したい場合は、衣の有無や飴の厚さも調整するとよいでしょう。
【冷たい油から揚げる方法】きじまりゅうた流のポイントとは
2026年10月3日放送のCBCテレビ「キユーピー3分クッキング」では、きじまりゅうたさんが、さつまいもを冷たい油からじっくり揚げる大学芋を紹介しました。外側はカリカリ、中はホクホクに仕上げ、しょうゆの風味でさつまいもの甘みを引き立てるレシピです。
材料(2人分)
- さつまいも:300g(細いもの)
- 砂糖:大さじ3
- みりん:大さじ1と1/2
- しょうゆ:大さじ1
- 水:大さじ1/2
- 炒り黒ごま:大さじ1/2
- 酢、油:適量
冷たい油から揚げる手順
さつまいもを皮付きのまま細めの乱切りにし、酢を少量加えたぬるま湯で洗います。その後、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
鍋にさつまいもを入れ、ひたひたになるまで油を注いでから火にかけます。泡が出始めたら弱めの中火にし、断面がぷっくりと膨らみ、きつね色になるまで約12分揚げます。火の通りは、さつまいもの大きさや鍋によって調整してください。
別のフライパンに砂糖、みりん、しょうゆ、水を入れて加熱します。煮立ったら一度火から外し、泡が落ち着いたら再び弱火にかけます。この工程を1〜2回繰り返し、全体に細かな泡が立ち、緩いとろみが付くまで煮詰めます。
揚げたさつまいもを加え、火を止めて手早く絡めます。黒ごまを加え、クッキングシートの上に広げて冷ませば完成です。
冷たい油から揚げる方法と二度揚げは何が違う?
冷たい油から揚げる方法は、油の温度が徐々に上がる間に、さつまいもの内部へゆっくり熱を伝える調理法です。二度揚げのように途中で油の温度を大きく上げ直す必要がなく、手順を簡略化できます。
一方、二度揚げは、内部に火を通す工程と表面をカラッと仕上げる工程を分ける方法です。硬い飴をまとわせたパリパリ食感を最優先するなら、二度揚げしたさつまいもと、砂糖を煮詰めた飴を組み合わせる方法が扱いやすいでしょう。
なお、冷たい油から揚げる方法は、さつまいもを濡れたまま油に入れてよいという意味ではありません。水気を拭き取る下処理は、どちらの方法でも必要です。

【飴をパリパリにするコツ】砂糖としょうゆ入りの蜜は使い分ける
大学芋の食感を左右するのは、さつまいもの揚げ方だけではありません。砂糖をどのような状態まで加熱するかによって、表面は硬い飴にも、柔らかい蜜にもなります。
パリパリの飴にするなら水分を飛ばす
硬い飴を作るには、砂糖を加熱して水分を十分に蒸発させ、冷めたときに硬くなる状態にする必要があります。砂糖の加熱による状態変化を解説するDM三井製糖の情報でも、砂糖液を煮詰める蜜と、砂糖を高温で溶かしてコーティングする飴は、加熱温度や水分量によって食感が異なると説明されています。
作業中に気を付けたいのは、次の3点です。
- 強くかき混ぜない:砂糖液を加熱している途中で混ぜすぎると、砂糖が再結晶して白くざらつくことがあります。鍋をゆっくり傾けて全体を均一にします。
- 色づきを見逃さない:薄いべっ甲色になったら焦げる前に火を止めます。濃い茶色まで加熱すると、苦味が強くなりやすくなります。
- さつまいもを入れたら素早く絡める:飴は冷えるにつれて固まるため、事前にバットとクッキングシートを用意しておきます。
大学芋の蜜に砂糖としょうゆを入れるとどうなる?
砂糖にしょうゆを加えると、甘さに塩味とうま味が加わり、さつまいもの自然な甘みが引き立ちます。みりんを合わせれば、照りとまろやかな甘みも出ます。
ただし、しょうゆやみりん、水を含む蜜は、砂糖だけで作る硬い飴とは性質が異なります。配合や煮詰め具合によっては、表面がパリパリというより、つやのある甘じょっぱいタレに仕上がります。
そのため、食感を最優先するなら砂糖を主体にした飴、味のバランスを重視するならしょうゆ入りの蜜、と目的に応じて選ぶのがおすすめです。どちらも大学芋としておいしく仕上がりますが、同じ配合で両方の食感を完全に実現するのは簡単ではありません。
【時間がたつとしっとりする理由】カリカリを長持ちさせる保存のコツ
できたての大学芋はカリカリなのに、しばらく置くと飴がベタつく。この変化は、調理に失敗した場合だけに起きるものではありません。硬い飴の層が、時間の経過とともに水分の影響を受けることが主な理由です。
飴が柔らかくなるのは水分が移動するため
揚げたさつまいもの内部には水分が残っています。時間がたつと、その水分が表面へ移動し、砂糖の飴を少しずつ柔らかくします。空気中の湿気も砂糖の層に影響するため、湿度が高い環境ではパリパリ感が失われやすくなります。
つまり、二度揚げで表面を乾かし、飴を適切に煮詰めても、作りたての状態を永久に維持できるわけではありません。All Aboutの大学芋レシピでも、できたては外側がカリカリで、時間が経つと全体的にしっとりしてくることが紹介されています。
食感をできるだけ保つための3つの工夫
- 重ねずに冷ます:さつまいも同士が接触すると、飴がくっつきやすくなります。クッキングシートの上に間隔を空けて並べます。
- 温かいうちに密閉しない:蒸気がこもると表面に水分が付きやすくなります。十分に粗熱を取ってから扱います。
- 食べる分だけ作る:硬い飴の食感を楽しむなら、できたてを食べ切れる量にするのが最も確実です。
保存については、カリカリ食感を重視する場合は当日中に食べるのが基本です。保存する場合は清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べ切ってください。冷蔵庫から出した際の結露や、時間の経過による水分移動で、飴の食感は変わることがあります。

【失敗の原因を解決】揚げない大学芋でもカリッと作れる?
大学芋がカリカリにならないときは、砂糖の配合を変える前に、さつまいもの表面と飴の状態を確認しましょう。よくある失敗は、原因を切り分けると対処しやすくなります。
大学芋がベタベタする場合
水にさらした後の水気が残っている、揚げたさつまいもの油や水分が十分に切れていない、飴の煮詰めが足りない、といった原因が考えられます。さつまいもは少量ずつ揚げ、飴は泡の状態と色を見ながら加熱してください。
飴が白くざらざらになる場合
砂糖が再結晶している可能性があります。加熱中に激しく混ぜたり、鍋肌に付いた砂糖の結晶が混ざったりすると、滑らかな飴になりにくくなります。鍋を静かに傾けて混ぜ、砂糖液を必要以上にかき回さないようにします。
揚げない大学芋の作り方でもカリカリにできる?
できます。ただし、揚げない方法で目指せるカリカリ感と、硬い飴で包んだ大学芋のパリパリ感は別物です。
クラシルの「揚げない大学芋」では、電子レンジで加熱したさつまいもをバターで炒め、砂糖、しょうゆ、みりん、はちみつなどを絡める方法が紹介されています。電子レンジを活用するため、調理時間の目安は約15分です。
また、農林水産省が紹介する「揚げないカリカリ大学芋」では、さつまいもを細いスティック状に切り、少量の油でカリッと焼いてから砂糖としょうゆを絡める方法が採用されています。細く切ることで表面積が増え、焼いた部分のカリッとした食感を楽しめます。
一方、厚みのあるさつまいもをホクホクに仕上げながら、外側を硬い飴で包むには、揚げ焼きだけでなく、砂糖の煮詰め方と冷まし方も工夫する必要があります。
【プロの結論】目指す食感から調理法を選ぶ
外側の飴をパリパリにしたいなら、二度揚げと砂糖を主体にした飴。手間を減らしたいなら揚げ焼き。甘じょっぱい味を楽しみたいなら、きじまりゅうたさんが紹介したようなしょうゆ入りの蜜。これが、家庭で大学芋を作るときの実用的な判断基準です。
スーパーの大学芋のような硬い飴を目指しているのに、しょうゆやみりんを加えた蜜を使っていると、狙った食感との違いに悩むことがあります。反対に、蜜がしっとり絡んだ昔ながらの大学芋が好みなら、必ずしも硬い飴に仕上げる必要はありません。
さつまいもの下処理、加熱方法、砂糖の状態、冷ます工程をそれぞれ調整することが、失敗を減らす近道です。なお、飴は非常に高温になるため、調理中や絡める作業では素手で触れず、やけどに十分注意してください。
【カリカリ大学芋作り方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大学芋をカリカリにする一番のコツは何ですか?
A1:さつまいもの水気をしっかり拭き取り、低温で内部に火を通した後、高温で二度揚げすることです。さらに、砂糖を十分に煮詰めた飴を薄く絡め、重ならないように冷ますと、パリッとした食感を目指せます。
Q2:大学芋は冷たい油から揚げてもカリカリになりますか?
A2:なります。冷たい油からじっくり加熱する方法は、さつまいもを内部まで加熱しやすい調理法です。ただし、硬い飴の食感を重視するなら、二度揚げした後に砂糖を主体にした飴を絡める方法もおすすめです。
Q3:大学芋の蜜にしょうゆを入れると、飴はパリパリになりますか?
A3:しょうゆを加えると甘さが引き締まり、甘じょっぱい味になります。ただし、みりんや水も加えた蜜は、砂糖だけで作る硬い飴とは仕上がりが異なります。パリパリの飴を最優先するなら、砂糖の煮詰め方と水分量を重視してください。
Q4:塩水にさらすのはなぜですか?
A4:クラシルの基本レシピでは、塩水に5分ほどさらすことで表面のでんぷんを落とし、ほのかな塩味を加える方法が紹介されています。さらした後は、揚げる前に水気をしっかり拭き取ることが大切です。
Q5:大学芋が時間がたつとしっとりするのは失敗ですか?
A5:必ずしも失敗ではありません。さつまいも内部の水分や空気中の湿気が飴に影響するため、時間とともに食感が変わります。硬い飴のパリパリ感を楽しみたいなら、作りたてを食べるのがおすすめです。
まとめ:カリカリ大学芋は揚げ方・飴・冷まし方で決まる
カリカリ大学芋を作るには、さつまいもの水分を適切に管理し、狙う食感に合った加熱方法を選ぶことが大切です。二度揚げは表面をカラッと仕上げたいとき、揚げ焼きは手軽さを優先したいとき、冷たい油から揚げる方法はじっくり加熱したいときに向いています。
飴をパリパリにしたい場合は、砂糖を十分に煮詰めて薄く絡め、クッキングシートに広げて冷まします。しょうゆ入りの蜜を使えば甘じょっぱい味わいになりますが、硬い飴とは食感が異なることを覚えておきましょう。
また、大学芋は時間がたつと水分の影響でしっとりしやすくなります。スーパーのようなカリカリ食感を楽しむなら、食べる直前に作るのが最も確実です。まずは二度揚げと砂糖の飴を基本にし、慣れてきたら揚げ焼きやしょうゆ入りの蜜にも挑戦して、自分好みの大学芋を見つけてください。 (出典: カリカリ 大学 芋 作り方(Yahoo!ニュース))