角上魚類とは?1974年の寺泊創業から本社所在地・関東信越23店舗の最新情報まで徹底解説
鮮魚の品ぞろえや寿司、刺身の充実ぶりで知られる「角上魚類」。新潟県長岡市寺泊で生まれた鮮魚専門チェーンは、どのようにして関東・信越を中心に店舗網を広げてきたのでしょうか。2026年10月現在、公式店舗一覧には東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、群馬県、長野県、新潟県の7都県に計23店舗が掲載されています。
角上魚類の特徴は、単に魚を大量に販売することではありません。1974年の小売店開業を原点に、鮮魚の目利き、対面販売、調理加工の技術を組み合わせ、魚の選び方や食べ方まで提案する商売を育ててきました。運営会社の本社所在地、寺泊とのつながり、店舗展開の変遷、人気を支える仕組みを、公式会社概要や2026年の店舗発表をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 創業の原点:1974年、新潟県長岡市寺泊の海岸通りに鮮魚の直販店を開業。
- 運営会社:角上魚類ホールディングス株式会社がグループを統括し、角上魚類株式会社などが鮮魚販売を担う。本社機能は寺泊と埼玉県さいたま市岩槻区に置かれている。
- 2026年の店舗展開:公式店舗一覧では7都県に23店舗。埼玉県では狭山店の新設、鶴ヶ島店の開店、越谷店のリニューアルが相次いだ。
【基本情報】角上魚類はどんな鮮魚専門チェーン?運営会社と本社所在地を解説
角上魚類は、鮮魚を中心に、刺身、寿司、魚介加工品、惣菜などを販売する鮮魚専門チェーンです。一般的な総合スーパーの鮮魚売り場とは異なり、丸魚を豊富に並べ、スタッフが魚の特徴や旬、調理方法を説明する対面販売を重視しています。
公式採用サイトの会社概要によると、グループの中核となる会社は角上魚類ホールディングス株式会社です。鮮魚店などを運営するグループ会社の経営方針策定や経営管理を担い、実際の鮮魚・鮮魚加工品の販売は角上魚類株式会社などが担当しています。
ここで押さえたいのが、持株会社と店舗運営会社の違いです。現在の角上魚類ホールディングス株式会社は、1976年に設立された角上魚類株式会社が前身で、2016年4月1日の持株会社化に伴って現在の商号へ変更しました。同時に、販売事業を担う角上魚類株式会社などのグループ会社が設立されています。
本社所在地については、会社によって整理すると分かりやすくなります。角上魚類ホールディングス株式会社は、新潟県長岡市寺泊下荒町9772番地20の「寺泊本社」と、埼玉県さいたま市岩槻区美園東二丁目16番地5の「美園本社」を置いています。一方、公式会社概要に記載された角上魚類株式会社の本社所在地は、寺泊本社です。
美園本社は、首都圏での事業強化を見据えて2017年に竣工しました。創業地の新潟と、主要な販売エリアである関東。その両方に拠点を置く体制は、角上魚類の事業構造を理解するうえで重要なポイントです。

【1974年の歴史】寺泊の小さな鮮魚店から関東進出までの歩み
角上魚類の創業地は、新潟県長岡市寺泊です。現在の寺泊は、海産物を買い求める人々や観光客が訪れる地域として知られていますが、同社の出発点は、海岸沿いで鮮魚を販売する小売店でした。
サービス産業生産性協議会の事例資料では、家業として営んでいた鮮魚卸売業から小売業へ転身した経緯が紹介されています。卸売で培った魚の知識や仕入れの経験を小売に生かし、品ぞろえや鮮度、販売時の説明によって他店との差別化を進めたことが、成長の土台になりました。
角上魚類ホールディングスの公式沿革を整理すると、寺泊から関東・信越へと広がっていく過程が見えてきます。
| 年 | 主な出来事 | 事業上の意味 |
|---|---|---|
| 1974年 | 寺泊の海岸通りに鮮魚直販店を開店 | 鮮魚小売事業の出発点 |
| 1976年 | 角上魚類株式会社を設立 | 法人として事業基盤を整備 |
| 1984年 | 群馬県高崎市に高崎店を開店 | 寺泊から関東への進出が本格化 |
| 1986年 | 寺泊に現在の本店となる新店舗を開店 | 発祥地の営業拠点を拡充 |
| 1993年 | 埼玉県川口市に川口店を開店 | 首都圏への店舗展開を推進 |
| 2000年 | 東京都に小平店・赤羽店を開店 | 東京エリアへ進出 |
| 2016年 | 持株会社体制へ移行 | グループ経営と販売事業を整理 |
| 2017年 | さいたま市岩槻区に美園本社が竣工 | 首都圏の事業体制を強化 |
| 2024年 | 埼玉県草加市に草加店を開店 | 埼玉県内の店舗網を拡充 |
| 2026年 | 狭山店・鶴ヶ島店を開店 | 埼玉県内で店舗と物流網を強化 |
1984年の高崎店開店は、事業の転換点です。関越自動車道を通じて新潟と関東を結ぶ交通環境が、店舗展開を支える要素になりました。その後、埼玉、東京、千葉、神奈川、長野へと出店地域を広げ、寺泊発祥の鮮魚店は広域型の専門チェーンへ成長していきます。
もう一つ知っておきたいのが、「寺泊 魚の市場通り」と角上魚類の関係です。国土交通省の観光資源解説によると、寺泊魚の市場通りは、1974年に角上魚類が開店したことを一つの契機として形成された市場です。現在は鮮魚店や土産物店などが並んでいます。通り全体が角上魚類の店舗というわけではなく、複数の店が集まる市場エリアと、同社の寺泊本店は区別して理解する必要があります。
【2026年最新】角上魚類の店舗一覧と関東・信越の出店状況
2026年10月24日時点で、角上魚類の公式店舗一覧に掲載されている店舗は7都県・計23店舗です。都道府県別では埼玉県が9店舗と最も多く、東京都が4店舗。神奈川県、千葉県、群馬県、長野県、新潟県にはそれぞれ2店舗があります。
東京都(4店舗)
- 小平店
- 赤羽店
- 南千住店
- 日野店
埼玉県(9店舗)
- ホームズさいたま中央店
- 越谷店
- 川口店
- 大宮店
- 所沢店
- 川越店
- 草加店
- 狭山店
- 鶴ヶ島店
神奈川県(2店舗)
- つきみ野店
- 相模原店
千葉県(2店舗)
- 流山店
- シャポー船橋店
群馬県(2店舗)
- 高崎店
- 前橋店
長野県(2店舗)
- 長野店
- 諏訪店
新潟県(2店舗)
- 寺泊本店
- 長岡店
2026年の動きで特に目立つのは、埼玉県での出店と既存店の改装です。公式発表によると、狭山店は2026年2月19日に開店し、鶴ヶ島店は同年8月20日に開店しました。さらに、越谷店は改装のための休業を経て、10月1日にリニューアルオープンしています。
鶴ヶ島店は、鮮魚だけでなく青果や精肉も同じフロアに集めた「生鮮市場型」の店舗です。鮮魚専門店としての強みを保ちつつ、日常の買い物にも利用しやすい売り場を設ける動きは、角上魚類の出店戦略を考えるうえで注目できます。
なお、過去の店舗情報を参照する際は、閉店や新規開店の時期に注意が必要です。公式発表では、津田沼店とふじみ野店は2025年3月30日に閉店しています。古い記事や店舗紹介に記載された店舗数が、2026年10月現在の公式一覧と一致しない場合があるのは、このような入れ替わりがあるためです。

【評判と人気の理由】角上魚類が支持される4つの強み
角上魚類の評判を考える際、単純に「魚が安い店」と捉えるだけでは、支持される理由を十分に説明できません。公式の社長メッセージや店舗の発表からは、鮮度、品ぞろえ、専門知識、対面販売という複数の要素が組み合わさっていることが分かります。
1.鮮度と魚種の豊富さ
角上魚類では、寺泊港や新潟の市場、豊洲市場、各地の産地などから魚介類を仕入れています。仕入れ先を一つに限定せず、旬や入荷状況に応じて調達先を広げる仕組みは、魚種の豊富さを支える要因です。公式の2026年の新店舗発表でも、産地と店舗を結ぶ物流の利便性が出店地選定の判断材料として挙げられています。
2.対面販売と専門スタッフの知識
鮮魚売り場では、魚を選ぶだけでなく、食べ方や調理方法についてスタッフに相談できます。公式発表によると、各店舗には魚の特徴やおすすめの食べ方を案内する「親切係」が配置されています。魚の名前や調理方法に詳しくない人でも、用途に応じて選びやすい仕組みです。
3.丸魚から寿司・刺身までそろう利便性
魚を一尾丸ごと買いたい人だけでなく、すぐに食べられる刺身や寿司、惣菜を求める人にも対応しています。公式の新店舗発表では、対面売り場での身おろし調理を無料で受け付けることも紹介されています。店舗やサービスの詳細は異なる場合があるため、利用する店舗で確認すると安心です。
4.魚を選ぶ体験そのものの魅力
市場のように魚が並ぶ売り場で、旬の魚を見比べ、スタッフに相談しながら購入する。この買い物体験も、角上魚類の特徴です。新潟県観光協会が2026年6月に公開した寺泊本店の紹介記事でも、鮮魚や寿司、刺身に加え、本店ならではの海鮮グルメが取り上げられています。
一方、利用時に意識したい点もあります。鮮魚は魚種や季節、入荷状況によって価格や品ぞろえが変わります。価格の安さだけを基準にするのではなく、鮮度、量、下処理の有無、食べる人数まで含めて比較すると、満足度を判断しやすくなります。また、人気店や週末、年末年始などは混雑が予想されるため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
【事業の裏側】寺泊発祥の鮮魚チェーンはなぜ関東・信越へ広がったのか
角上魚類の店舗展開を理解するうえで欠かせないのが、仕入れと物流です。新潟の海に近い地域で始まった事業でありながら、現在は首都圏の郊外を中心に店舗を構えています。遠く離れた店舗でも鮮魚を販売するには、仕入れだけでなく、運搬時間や加工、衛生管理を含めた仕組みが必要です。
2026年の鶴ヶ島店の開店発表では、同市に2023年から流通・製造のためのセンターを構えてきたことが明らかにされています。鶴ヶ島は関越自動車道と圏央道が交わる交通上の要所であり、新潟や豊洲などから仕入れた商品を各店舗へ届ける物流拠点として機能しています。
このセンターでは、商品の集積や各店舗への配送に加え、西京漬けや海幸漬などの加工も行われています。つまり、鶴ヶ島店の開店は単に販売拠点を一つ増やしたという話ではありません。物流や製造の拠点がある地域に店舗を出すことで、配送網と地域の販売網を結びつける意味もあります。
会社の規模にも、その成長が表れています。角上魚類ホールディングスの公式会社概要によると、グループ合計の売上高は2025年3月期に456億5850万円でした。創業時の小売店から、複数の地域に店舗を展開し、仕入れ・物流・加工を組み合わせる事業へ発展してきたことが分かります。
ただし、店舗数や売上高だけで「日本一の魚屋」という目標を評価するのは十分ではありません。同社の社長メッセージでは、目指す「日本一」は規模だけではなく、商品の質、店舗の質、社員の質、経営の質にあると説明されています。対面販売を続け、魚の知識や加工技術を持つスタッフを育成する姿勢は、効率化だけでは置き換えにくい専門店としての価値につながっています。
【プロの結論】角上魚類が向いている人・利用前に確認したいこと
角上魚類は、魚を一尾単位で選びたい人、鮮度や魚種の豊富さを重視する人、スタッフに下処理や調理方法を相談したい人に向いています。刺身や寿司、惣菜も扱っているため、魚を一から調理する日だけでなく、手軽に海鮮を楽しみたい日にも利用しやすい店舗です。
一方、買い物にかける時間をできるだけ短くしたい人や、毎回同じ商品を同じ価格で購入したい人は、訪問前に店舗の営業時間や取り扱い商品を確認するとよいでしょう。鮮魚専門店では入荷によって品ぞろえが変わるため、いつでも同じ魚が並ぶとは限りません。
初めて利用するなら、次の3点を意識すると買い物がしやすくなります。
- 用途を決める:刺身、焼き魚、煮魚など、食べ方を決めてから売り場を見る。
- スタッフに相談する:魚の旬、調理方法、下処理の可否を確認し、食べ切れる量を選ぶ。
- 店舗情報を確認する:営業時間、駐車場、惣菜の取り扱い、最新の営業案内を公式店舗一覧で確認する。
発祥地を訪ねたい人にとっては、寺泊本店と魚の市場通りを組み合わせる楽しみもあります。寺泊本店は、首都圏の店舗網とは異なる、角上魚類の原点を感じられる場所です。市場通りには他の鮮魚店や土産物店も並ぶため、周辺を歩きながら地域の海産物文化に触れることができます。
【角上魚類】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:角上魚類はどこの会社ですか?
A1:新潟県長岡市寺泊で1974年に鮮魚小売店として始まったチェーンです。現在は角上魚類ホールディングス株式会社がグループを統括し、角上魚類株式会社などが鮮魚販売を担っています。
Q2:角上魚類の本社はどこにありますか?
A2:角上魚類ホールディングス株式会社は、新潟県長岡市寺泊下荒町9772番地20の寺泊本社と、埼玉県さいたま市岩槻区美園東二丁目16番地5の美園本社を置いています。角上魚類株式会社の公式会社概要に記載された本社所在地は寺泊本社です。
Q3:角上魚類は関東に何店舗ありますか?
A3:2026年10月24日時点の公式店舗一覧では、東京都4店舗、埼玉県9店舗、神奈川県2店舗、千葉県2店舗の計17店舗です。群馬県、長野県、新潟県にも各2店舗あり、全体では7都県・23店舗が掲載されています。
Q4:寺泊の魚の市場通りは角上魚類の店舗ですか?
A4:魚の市場通りは、複数の鮮魚店や土産物店などが並ぶ市場エリアです。角上魚類の寺泊本店はその通りにある店舗の一つであり、通り全体が同社の運営というわけではありません。
Q5:2026年に新しく開店した角上魚類の店舗はどこですか?
A5:2026年2月19日に埼玉県狭山市の狭山店、8月20日に埼玉県鶴ヶ島市の鶴ヶ島店が開店しました。また、越谷店は10月1日にリニューアルオープンしています。
まとめ:角上魚類の歴史と2026年以降の店舗展開を見極めるポイント
角上魚類は、1974年に新潟県長岡市寺泊で始まった鮮魚小売店を原点とし、仕入れの知識、対面販売、魚の加工技術を強みに成長してきました。2016年の持株会社化を経て、現在は角上魚類ホールディングス株式会社を中心とするグループ体制で事業を展開しています。
2026年10月現在、公式店舗一覧には関東・信越の7都県に23店舗が掲載されています。狭山店と鶴ヶ島店の開店、越谷店のリニューアルは、埼玉県での店舗網の強化を示す動きです。とりわけ鶴ヶ島では物流・製造拠点と店舗が結びつき、仕入れから販売までを支える事業基盤の広がりが見て取れます。
角上魚類を理解するうえで大切なのは、店舗数や価格だけで評価しないことです。鮮度、魚種の選択肢、対面で相談できる専門性、そして寺泊から関東・信越へとつながる流通網。この組み合わせこそが、同社の特徴を形づくっています。店舗ごとの最新情報を確認しながら、自分の食卓や買い物の目的に合った利用方法を選ぶことが、角上魚類を上手に活用するポイントです。 (出典: 角 上 魚類(Yahoo!ニュース))